なぜ北海道なのか?
私たちセロテックは、医薬品会社の系列企業が大勢を占めるこの業界において、臨床検査薬の独立系専門メーカーとして、1981年5月札幌市に誕生しました。 臨床検査薬の製造に適した自然環境に恵まれた土地を求め、私たちは北海道に白羽の矢を立てました。北海道は梅雨が無く、冬に雪が降り空気中の微粒子を除去してくれます。年間を通して湿度が低く冷涼な気候に恵まれ医薬品の製造にとても適した環境です。(高温多湿の環境ではカビやバクテリアの繁殖が盛んになってしまいます。)
私たちの工場がある千歳市は「公共用水域水質測定検査」湖沼の部で2007年から5年連続で全国第1位の水質を誇る「ナイベツ川湧水」を上水道の主水源としているため、清らかな水資源に恵まれています。品質の高い製品をつくり続けるために良い水・良い空気が大切です。皆様に安全と安心を提供する製品を造り続ける場所として、北海道千歳市を選びました。
私たちセロテックは、北海道に、本社(札幌市)、研究所(江別市)、工場(千歳市)を、そして、東京支店を中心に全国7ヶ所に拠点を起き営業活動を行っています。 独立系の専門メーカーだからできる製品の開発や製造で、お客様の視点にたって、これからも取り組んでいきます。
北海道から全国へ
北海道千歳市に工場を持つ意味は、豊かな自然とモノづくりに適した環境に恵まれ、臨床検査薬の製造にメリットがあるだけでなく、千歳市は、全国有数の物流の一大拠点であるという点にもあります。「北海道は遠くて配送に時間がかかると思いませんか?」千歳市からは、空路はもちろんのこと、陸上輸送の要衝に位置し、海路についても、程近い苫小牧港・小樽港を使えますので、さまざまな物流経路により柔軟な対応を可能とします。急ぎの場合は、生産拠点を空港に隣接している優位性を活かし、新千歳空港からの多くの航空路線に積載することで、一両日中には全国くまなく製品をお届けすることが可能となっています。また千歳市は、北海道の中でも雪の少ないエリアであり、雪で丸一日物流が止まるということは滅多になく、万が一、雪により物流に影響が出たとしても、ロジスティクスについての深い知識と豊かな経験で、ユーザー様にご迷惑をおかけすることなく、製品をお届けしてまいりました。
ネットワークの拡大、そしてその先へ
北海道から全国展開を成し遂げたセロテック。これからも、現場の多様なニーズをキャッチするため、活動拠点の充実化・拡大化を図り、各地の臨床検査施設や病院とのより深いコミュニケーション環境を構築していきます。将来的には臨床検査薬の分野で得た地歩をベースに、日本の医療に新しい提案を行える企業へと変化・成長していきたいと考えています。より広い視野から日本を考えるために、海外研修旅行も数多く実施してきました。 「病気の早期発見、早期治療で人々を健康にしたい、元気にさせたい」そんな熱い思いを全社員が共有する、それがセロテックです。
2015年5月 海外研修旅行 サグラダ・ファミリアにて